緊急事態宣言の解除学校再開がに先立って、子どもの発達科学研究所から、子どもたちのメンタルヘルスを守ることを目的に、教育関係者向けのメッセージが発表されました。詳細版と概要版をUPします。
メンタルヘルス全般に関する導入部から、いじめ予防や保護者支援、個別支援、発達障害を持つ子どもへの対応など、詳細版では特に詳しく助言がなされています。コピー拡散は自由とのことですので、頭書きの後にファイルを添付します。ご自宅での対応にも役に立つ面も多くあります。学校の先生にお渡しするなど、適宜ご活用ください！
報道発表
（公社）子どもの発達科学研究所
令和２年５月 14 日
学校再開へのメッセージ
～子どもたちのメンタルヘルスを守るために～
新型コロナウイルス感染症にかかわる緊急事態宣言のために、長期間、学校が休校となっていました。この 緊急事態は、子どもたちの生活に大きな影響を与えています。
本日、全国39県で、緊急事態宣言が解除される方向になったことを受け、学校教育も再開の方向に動くこと になりました。これまで、長期間、休校だったことから、授業日数の確保、学習の遅れを取り戻さなければならないわけで すが、一方で、新型コロナウイルス感染症蔓延による社会と生活の変化が子どもたちのメンタルヘルスに与え る影響についても、十分に考慮する必要があります。
そのことから、（公社）子どもの発達科学研究所は、浜松医科大学子どものこころの発達研究センターの協 力を得て、教育関係者に向けて、下記の通りメッセージを出すことにしましたのでお知らせいたします。 尚、本メッセージはコピーや拡散が可能です。多くの学校現場に届くようにご協力をお願い致します。
記
タイトル 「学校再開へのメッセージ 子どもたちのメンタルヘルスを守るために」
対象 都道府県及び市町村の教育委員会、学校など教育関係者
目的 学校再開にあたり、どうしても授業日数の確保、学習の遅れを取り戻すことに視点がいきがちである。しかし、それをすぐに行うと、子どもたちに与えるスト レス、プレッシャーは大きく、子どもたちのメンタルヘルスを悪化させる可能性が高い。さらにメンタルヘルスの悪化は、いじめ、子どもの暴力、引きこもり、 ネット依存など、様々な問題へ移行する可能性が高く、そうしたリスクを減らす ことが重要である。 このメッセージでは、学校が具体的に配慮すべきことを列挙し、子どもたちの メンタルヘルスを守ることを目的とした。学校再開の初期に、十分にこうしたこ とに配慮することにより、いつもの学校生活に早く復帰することができ、結果と して学習の遅れを取り戻すことが可能になると想定される。
以上
学校再開に向けてのメッセージ20200514（詳細版）
学校再開に向けてのメッセージ20200514（概要版）
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公益社団法人 子どもの発達科学研究所
主席研究員 和久田学
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