
ご挨拶〜設立の思い〜
ASD親子勉強会クレア
主宰:原 ミチル
2015年3月1日
私の長男は、ASD(自閉スペクトラム症)です。彼が3歳1ヶ月で診断名が付いたとき、まず考えたのは自分の死後のことでした。「私が生きている限り、何があってもこの子を守る。でも、そのあとは…?」
賢く、優しい子に育って欲しい。運動ができて、絵心があって、ユーモアがあって、人がらや、できれば容姿にも優れ、よく学び、よく働き、たくさんの良いお友達に囲まれて、絶対に幸せになって欲しい。。。
些細なことから大きなことまで、それまで抱いていた尽きることのない我が子への期待を泣きながら削ぎ落とし、最後に残ったのは『自立して生活できること』でした。
現在小学生の長男が大人になるのは、まだ先の話かもしれません。でも、子どもが素直に親を受け入れるのは何歳くらいまででしょうか。親が子どもに積極的に関われる時代は、実はすでにもう、そう長くは残されていません。限られた時間の中で、親として何ができるのか、本当に優先すべきことは何なのか。そしていずれ、子どもの成長に従って『見守る立場』へと上手に変遷していかなければなりません。
我が子を信じ、しかるべく『見守り期』を迎えるために、とても大切で貴重な数年間は既に始まっています。今、親は何をしたらいいのか、また何をするべきでないのか…。子どもたちの成長は一様ではありません。専門家のサポートや周囲の理解が必要なのですが、まだ今の日本には、専門家や支援体制、教職者の知識、親や親戚を含む一般社会における認知など、様々な要素が不足しています。
ASD親子勉強会クレアは、保護者同士が助け合って知識や情報を収集し、子どもたちのこれからを支えるために、より実践的な知恵やスキルなどを身につけていくことを目的に発足いたしました。子どもたちが、その愛すべき個性をそのままに、人を信じ、人から愛され、生き抜く力を育めるように…。今、足りないものは別の形で補えばいい。ご賛同いただける皆様と、明るく・楽しく・力強く、ともに前進して参りたいと考えております。