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「いじめ防止学会」が発足されました

発達障害を持つお子さんのご相談を受けていると、特に小学校中学年~高学年あたりで、高確率でいじめ問題が絡んできます。かくいう我が家の長男も、小学校5年時に教育委員会のいじめ事案に認定された被害者だったりしたわけなのですが、コミュニケーションに生来の特性があることによって、どうしてもいじめ被害に遭いやすいのでしょう。残念ながら想像にたやすい現象です。


そして、この「生来の特性」を理由に、いじめの原因を発達障害を持つ子の側の問題にされてしまう、というのもよくある話です。しかし、それは違います。この世に存在しうるどんな理由も、いじめを正当化することはできません。…当たり前のことですが、でもコレ、いじめ問題に直面したとき、あなたは間髪入れずに断じることができますか?


いじめる、見て見ぬふりをする…、世の中にはいじめを「仕方がないこと」としてしまう空気がはびこっています。「誤認」が原因です。まずは大人がその誤認を自覚し、認識を正し、言動を改める必要があります。


2023年4月、個人的にお手伝いさせていただいている公益社団法人子どもの発達科学研究所が参画し、「子どもいじめ防止学会」が発足されました。5/1より、活動費を募集するクラウドファウンディングが実施されています(~6/29(木)23:00まで)。


【子どもいじめ防止学会のスタート地点となった問題意識】
◆ 日本におけるいじめは、まったく減っていない。
◆ 被害者・加害者・傍観者を問わず、いじめは成人期にまで負の影響を及ぼすため、放ってはおけない。
◆ 今までの様々ないじめ対策では不十分である可能性が高い。
◆ 今までとは違ったアプローチとして「科学」を使うべきではないか。

いじめは、被害者はもちろん、加害者、傍観者にも、その後の人生に多大な負の影響を与える可能性があります。起きてしまったいじめに対応するのはもちろん必要なことですが、「起きる前に」できることがあります。


今日まで生きてきた中で、いじめと無関係だった大人は1人もいないと思います。そしていじめを良しとする人も1人もいない。ならば、1人ひとりでは無力でも、協力して社会を変えることはできるはず。


是非一度Webページをご覧になってみて下さい。



クラウドファウンディングページ↓(~6/29 23:00) 『いじめをなくす!子どもいじめ防止学会の活動費を募集します』


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